築55年のお寺の庫裡はあちこち傷んでいます。
檀信徒の皆様には気持ちよくいていただけるようにと心掛けて参りましたので法善寺は綺麗なお寺であることは間違いありません。
しかしその裏で庫裏は手を付けられずにおりました。このコロナ禍で少し余裕ができましたのでもっと快適に過ごしたいという思いを奮い立たせて悪戦苦闘しております。スタッフ2名と流行りのDIYに取り組んでいます。外注すればお金もかかりますし、法善寺のモットーのひとつ「できることは自分たちでする」精神で日々取り組んでいます。
先ずは築55年の台所
嫁いだころは網戸もなく毎日蚊に刺されるので総代の志賀さんに網戸を直してもらったこともありました。あの時からいろんなことがありましたが義母が台所の戸棚の扉の木が剥がれてきている所をあちこちガムテープで補修していてそれを見るたびに建替えまで我慢我慢と思っていたのですが思い切って壁紙シールを購入し4月から毎日こつこつ貼りました。仕上がった時はほんとうに嬉しかったです。これに味を占めて古ぼけた壁、塗装が毎日ぱらぱらひらひら落ちてきていた天井もタイル風シールを貼り見違えるように明るい台所となりました。でもしょせんシールなので一時しのぎです。既にところどころ剥がれてきていますが仕方ないです。
ソフトなタイル調シールで
こんなに素敵になりました
いまいちですが
一時しのぎ・・・・・・
いまは満足しています
次は勝手口の手垢で黒くなった壁
汚くて暗くて気持ち悪かった場所。ミルキーホワイト色で水性ペンキを塗ると見違えるように明るくなりました。初のペンキ塗りはどきどきしましたが、養生するのにも優れたグッズがあり素人でも簡単にできるようになっていました。
更に洗濯場
古くて汚れていて暗い場所でした。天井には大きな水漏れのシミがあり気になっていましたがこちらは水色のペンキで塗ると春の空みたいに気持ちよくなりました。段々DIYにも慣れてきて空色も自分たちで調合しました。
更に網戸と雨戸
あちこち網戸が破れていたので網戸も張替え蚊も入らなくなりました。グレーの網戸より黒色の網戸の方が庭が綺麗に見えますが、今回はお値段と相談して蚊が入らない細かな網戸にしました。古いので開け閉めで時々地面に落下する雨戸も高圧洗浄機で汚れと埃を洗いました。朝晩の雨戸の開け閉めで触っても手が汚れなくなりました。ストレス解消。
高圧洗浄機といえば、
石屋大野屋の小野さんも正門、苔が生えた法善寺と書かれた石碑、本堂前大玄関、内玄関の石畳み、駐車場のフェンス、墓地の門の辺りも苔がでていたのを高圧洗浄機で落としてくれました。
法善寺はどんどん綺麗になっています。
まだまだあります。
「お布団とお座布団は真夏と真冬に干すと虫もいなくなるのよ」と中山家の叔母に伝授頂いた通り年に2度干しています。猛暑で汗だくになりながらもコロナで加速した使い捨ての時代であっても法善寺は良いものを大切にして長年使用しています。
雨漏り
以前より何度も本堂地下の台所の雨漏りがありその度に修繕してきました。この春に直したのですがまた7月に雨漏り。古河林業さんが隠れていた問題箇所を見つけて下さり猛暑の中ふらふらになりながら修理していただきました。有難うございました。恐らくこれで安心です。他にも古河林業さんにはエアコン取付工事、電気工事、白蟻駆除などあちこち修繕していただいてお世話になっています。DIYもノウハウを教えて頂きながら作業しました。
本堂内の井波彫刻の唐狭間他
普段掃除の行き届かないところ井波彫刻の唐狭間などの埃を払いました。井波の唐狭間は檀家総代の方からご寄付戴いたものです。春にブログで紹介した仏具も檀家さんにご寄付戴きましたものです。檀信徒の皆様も本堂をお参りの際は是非ご覧ください。
このように「気になるところ・嫌なところをなくそう!」とスタッフ2名と奮闘しております。どこにいてもこの空間好きだわと思えるようになりました。そんなこんなで実はお寺の中は大忙しです。石屋、造園、花屋の皆様にもご協力いただいています。檀家さんには墓地でゴミ分別、水屋、トイレなど綺麗に保つよう皆様にご協力いただいております。面倒でもがんばって綺麗にすると何故だか心もすっきりします。お手伝いしたいという方は遠慮なくお声かけて下さい。大歓迎です。
檀信徒の皆様にお願い申し上げます。
これからもご一緒に法善寺を盛り上げて参りましょう。
ホームページアドレス
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