2020年9月26日土曜日

「嫁ぐ」と「嫁ぎきる」ということ






時代も変われば変わるもの……

「早く結婚しなさい」といわれていた時代になかなか結婚しないことに罪悪感すらありましたが、だんだん若い方々の結婚年齢が遅くなり、現在は男性も女性もひとりで生きていくことを選択する方が多くなっているようです。「結婚した方がいい」などと言おうものなら「どうかしてるのでは?」などと聞こえてきそうです。自分の能力を生かせる世の中なのでしょう……どちらを選んでも、世界の何処にいてもいいので幸せでいてください。



前坊守より嫁いですぐに「檀家のお名前とお顔を覚えなさい」と言われました。前坊守は浅草の○○さんという具合に話すので檀家さんのお住まいも諸事情が分かるようにというのも暗黙の了解でした。その上、二度同じことは聞けない雰囲気をもっていた前坊守でしたので真剣に受け止め、さらにわたくしは結婚する際に「嫁ぎ切りなさい」とご助言いただいていたこともあり努力いたしました。まだまだ“嫁ぎきる”というにはほど遠いですが結婚をしても“実家 実家”と言っているようでは嫁ぎ先の発展に貢献できるわけがないと心に留めて精進しております。お寺なら猶更です。至らない坊守ですが、檀信徒の皆様、これからもよろしくお願い申し上げます。



最近では1年に1度もありませんが旧姓で呼ばれると誰のことですか?くらいに思うようになっています。かなり濃い日常でして、お寺にご迷惑をおかけしないようにと真剣に寺の発展と法善寺保育園と東京動物霊園のことを考え過ごしております。それぞれが自分の役割を果たして、みんなが笑顔で気持ちよく1日終われる毎日でありますようにと願っています。これができるようになってからでいいのですが一息つける余裕のある時間を持てたらうれしいです。




法善寺ホームページ
www.a-houzenji.jp