2020年9月22日火曜日

浄土真宗を知るには教えを何度も聴く







90歳を過ぎで癌を患っている方がご自分の最期の居場所を法善寺にお願いしたいとおみえになりました。宗旨・宗派が違う方は法善寺では受け入れていませんとお話ししますと、浄土真宗にかえますのでお願いしますとおっしゃいます。 (※宗旨と宗派:既に檀家でありそのご家族の場合は要相談)

住職が「ご家族の皆様のご意見はいかがですか」とお聞きしますと「家族は自分の言うことは聴くので大丈夫です」とのことでした。住職はご家族でいらしてくださいと次回の面談の日を決めました。

「最期の居場所を法善寺に」と思って下さる ことは とてもとてもありがたいことです。この方の望みを叶えて差し上げたいので何とかならないでしょうかと私は住職にご相談しました。


面談でご家族のお話しをお聞きますと、いろいろなご事情があり墓地を求めるお気持ちは無いようでした。そこで住職は
「是非、法善寺にと選んでくださることは有難いのですが、わたくし(住職)は法善寺のお墓をと求められることよりも、浄土真宗の教えをお伝えして広めていくことを大切にしています。 浄土真宗のことを勉強してそれでも浄土真宗がいいと思われて、今後のこともありますからご家族も同意されるならまたご連絡ください」とお伝えしました。  

1週間後にお断りにみえたことを報告しますと

住職は「家族がまとまるなれそれが1番いい」と申しました。



檀信徒の皆様にも、「住職の想い」が伝わっていることを願います。皆様が教えをお聴きできるように門は開かれています。



最近、最期の場所にと訪ねて来られる方があります。どうぞ「ここなら安心できる」という居場所がみつかりますように……




法善寺ホームページ
www.a-houzenji.jp